仕事には「人生や家庭」を持ち込まない方がよい

子育て世代や自営業の方々には共感を得られないタイトルかも知れない。幼児を抱える親であれば、子供が病気をすれば仕事中であっても病院に連れていく。個人的な会社の経営者であれば、「仕事こそ我が人生」という方もおられる。だから、年齢、学歴や根性の有無を重んじた例えば“昭和世代”の一般論として述べてみたい。今では高齢者となった多くのサラリーマンの若き日々は、家庭も顧みない“がむしゃら”という働きぶりだったはずだ。その頑張りの先には出世欲や自己の栄達をめざしていた人もいたが、とにかく会社のため、社会のためと仕事をしてきた。その後、時代も変わり、平成バブル世代やバブル崩壊後の平成中期入社世代は、結果が出ていればよしとして、上下関係も気にしないで、自分を優先するようになってきたようにみえる。今日では、女性の社会参画が求められたり、共働きのライフスタイルを選んだり、自由業などで仕事が生活の一部となっている場合もある。そこで本論だが、仕事とプライベートは土俵も違うし、私情を挟むと判断が鈍ることにもなるので、仕事にその時々の感情を持ち込まないことが重要である。特に自己管理が苦手な人は尚更である。仕事は社会貢献の場でもあり、会社側は生産者側の立場も従業員に要求しているので、私情を持ち込むと予期せぬトラブルが発生する。適切な例とは言えないが、自分の家族の手術を敬遠するドクターや身内の犯罪を担当させない警察官もいるようだが、これらは感情がコントロールしにくいために発生する事態回避のためでもある。家庭第一主義は素晴らしいことであるが、人間は感情の生き物でもある。顧客や会社の立場を十分理解した上で、思わず発情したものは許容範囲かも知れないが、仕事をしていく上で必須である周囲との信頼関係を壊さないことが前提となる。働き方改革の一環として、残業せずに定時退社を推奨する「ノー残業デー」を導入している企業がある。その会社の定時退社の日や、特別に用事がある場合はともかく、退社時刻が迫ると落ち着きがなくなる人は、今一度、表題(タイトル)を思い起こしていただきたい。