政治家・小渕優子氏とのエピソード
筆者は政治家ではないが、これまで政界との接点があり、多くの政治家と交流してきた。例えば経団連の「企業人政治フォーラム」代表幹事を務めた経験、また故・山口信夫(元旭化成会長・日本商工会議所会議頭)氏の秘書として、身近で補佐した経験から、山口氏と交流のあった政治家の方と交流を持てたことも背景にはある。当時、麻生太郎氏(現自民党副総裁)から山口氏宛電話連絡が入った折には、「山口さんは忙しいので水野君でいいよ…」と、私が伝言を取り次いだ記憶がある。本題に入るが、経済産業相等の要職も経験され、日本初の女性首相を嘱望されていた小渕優子さんとのエピソードとなる。小渕優子さんのお父上は、「平成」の新元号を官房長官として発表した小渕恵三氏だ。その後総理に就任された小渕恵三氏だ。同氏と『お~いお茶』等で知られる伊藤園の創業者・本庄正則さんが懇意にされていたことが、筆者と小渕優子氏の出会いのきっかけだった。当時伊藤園の社長を務めていた本庄氏が旭化成に来社された際の出来事だが、山口氏は面会した本庄氏の人間性に一目惚れされた。見送られた直後、陪席していた筆者に本庄氏への印象を語ったことがあった。本庄氏とのご縁もあり、小渕優子氏が所用で旭化成に来社された際、「山口さんでなくて、水野さんでいいですよ…」と取り次いだことをきっかけに、懇意にして頂いている。旭化成で秘書室長・総務部長等をしていた私が2007年に取締役に就任したタイミングで、たまたま優子さんが大阪で政治懇親会を開催されたことがあった。その際に当時、関西地区で秘書・総務も所管していた私が社有車で会場までご一緒した。偶然ではあったが、実は同乗した車内での雑談で、初めてお子さまを身籠られたことを直接伺っている。その他にも、私がとある雑誌社からの依頼で、十数名からなる中国経済視察団の団長を務めた際にも、小渕事務所の秘書の方をメンバーとして派遣して頂いたこともあった。また、私が日本秘書協会の理事長をしていた時には、親近会にご出席頂いた上、スピーチまでして頂く等々、本当にお世話になった。小渕氏の近況だが、財務省と関係が深いことから自民党税制調査会インナーで副会長も務められ、留任も決まっていた小渕氏が26年6月下旬、周囲に突然、自民党税制調査会幹部を辞任する意向を示した。関係者に衝撃を与えた辞任の内実は、「緊縮財政派」として知られていた小渕氏が、衆院選での公約だった「食料品の消費税減税」に反対したためらしいとの説はあるが真実は不明だ。本件とは無関係であるが、ネットで「裏事情」として囁かれている噂を紹介する。政界のドンでキングメーカーの麻生氏が”ポスト高市”を描くとすると、本命は茂木敏充外相ではあるが、国民的人気が伴わない点が厳しく、対抗馬としつの小林鷹之政務調査会長も入閣経験が未だ一回である点がネックとなる。小泉進次郎氏は時期尚早で、麻生氏的には林芳正総務大臣は絶対阻止したいようである。そこで”大穴候補”としてのシナリオが描かれつつあるのが、麻生内閣で発入閣し、世襲議員として地盤を受け継いだ小渕氏だという。ただ、小渕氏は茂木派を離脱しており、かつて政治資金問題で秘書が問題視されたマイナスな経歴もある。しかしそれらのイメージは地元では皆無であるし、一般にも既に払拭されている感もある。明るく、発信力のある優子さんの存在感は復活しつつある。